輝度 [ きど ]
用語解説
輝度とは、LEDビジョンやディスプレイがどれだけ明るく表示できるかを示す指標で、人の目が感じる「画面の明るさ」を数値化したものです。
一般的には cd/㎡(カンデラ毎平方メートル) または nit(ニト) という単位で表され、数値が高いほど明るい表示が可能になります。
LEDビジョンにおいて輝度は、視認性や訴求力を左右する非常に重要な性能要素のひとつです。
輝度は設置環境によって求められる水準が大きく異なります。
屋内用LEDビジョンでは、周囲照明とのバランスを考慮し、過度に明るくなりすぎないよう比較的低めの輝度設定が適しています。
一方、屋外用LEDビジョンでは、直射日光や外光の影響を受けるため、昼間でも映像内容がはっきり見えるよう高輝度設計が必要となります。
特に街頭広告や屋外看板では、数千cd/㎡以上の高い輝度性能が求められるケースが一般的です。
ただし、輝度は「高ければ良い」というものではありません。過剰な輝度は消費電力の増加や発熱量の増大につながり、LED素子や電源部への負荷を高める原因となります。
また、夜間に高輝度のまま運用すると、眩しさによる視認性低下や、周辺環境への光害を引き起こす可能性もあります。
そのため、時間帯や周囲の明るさに応じて輝度を調整する運用が重要です。
多くのLEDビジョンでは、外光センサーや制御システムと連動し、輝度を自動調整する機能が搭載されています。
これにより、常に適切な明るさを保ちつつ、省エネルギーと機器寿命の延長を両立することができます。
輝度は、LEDビジョンの「見やすさ」を支える基本性能であり、設置場所・用途・運用時間を踏まえて最適な水準を選定することが、効果的な映像表示につながります。
