光ケーブル [ ひかりけーぶる ]
用語解説
光ケーブルとは、電気信号ではなく「光」を使ってデータを伝送する通信ケーブルのことです。
LEDビジョンやデジタルサイネージの分野では、映像信号や制御信号を長距離・高品質で伝送するために用いられます。
特に大型LEDビジョンや屋外設置、複数拠点をまたぐ構成では、安定した信号伝送が求められるため、光ケーブルの採用が重要になります。
光ケーブルの最大の特徴は、電磁ノイズの影響を受けにくい点です。
電気信号を使うLANケーブルや同軸ケーブルと異なり、光信号は外部からの電磁干渉をほぼ受けないため、工場や商業施設、屋外などノイズが発生しやすい環境でも安定した通信が可能です。また、雷や電圧変動の影響を受けにくい点も、安全性の面で大きなメリットといえます。
LEDビジョン用途では、映像コントローラーから送信機、受信機までの距離が長くなるケースが多く、銅線ケーブルでは信号劣化が問題となることがあります。
光ケーブルは長距離伝送でも信号劣化が少ないため、高解像度映像や高リフレッシュレートの信号を安定して送ることができます。
特に4Kや多面表示、大型構成のLEDビジョンでは欠かせない要素です。
一方で、光ケーブルは取り扱いに注意が必要です。
強く曲げたり、過度な引っ張りを加えたりすると内部の光ファイバーが損傷し、通信障害の原因になります。
そのため、配線設計や施工時には曲げ半径や保護処理を考慮する必要があります。
また、端末の接続には専用のコネクタや変換機器(光トランシーバー)が必要となる場合があり、構成全体を理解したうえでの設計が求められます。
光ケーブルは、高品質・高信頼性な映像伝送を支える基盤技術です。
LEDビジョンの性能を最大限に引き出すためには、表示装置だけでなく、信号伝送を担う光ケーブルの選定と施工も含めた総合的な設計が重要となります。
