モジュール [ もじゅーる ]

用語解説

モジュールとは、LEDビジョンやLEDディスプレイを構成する最小単位の表示部品であり、LED素子・回路基板・制御部品などを一体化したパーツを指します。
多数のモジュールを組み合わせることで、1枚の大きなLED画面が構成されており、モジュールは映像表示の品質や保守性を左右する非常に重要な要素です。

一般的にLEDビジョンは「モジュール → キャビネット → 画面全体」という階層構造で設計されています。
モジュールには複数のLED素子が規則的に配置されており、それぞれがピクセルとして発光します。
この配置密度によってピクセルピッチが決まり、最終的な解像度や視認距離に大きく影響します。
つまり、モジュールの設計精度は画面の精細さに直結します。

モジュールの裏面にはPCB(プリント基板)が配置され、LED素子の制御や電源供給を担います。
また、受信カードやハブボードと接続されることで、映像信号が各モジュールへ正確に伝達されます。
モジュール単位で映像制御が行われるため、不具合が発生した場合でも該当モジュールのみを交換できるという点が、LEDビジョンの大きなメリットです。

屋内用と屋外用ではモジュールの仕様が異なります。屋外用モジュールは、防水・防塵性能を備え、直射日光や雨風に耐えられる構造になっています。一方、屋内用モジュールは高精細表示や色再現性を重視した設計が多く、近距離での視認に適しています。
設置環境に合わないモジュールを選定すると、表示品質の低下や故障リスクの増大につながります。

また、モジュールはキャリブレーション(補正)の単位としても重要です。
製造ロットや経年変化により、モジュールごとに明るさや色味に微妙な差が生じることがあります。
これを補正することで、画面全体の色ムラを抑え、均一で美しい表示を維持できます。高品質なLEDビジョンほど、モジュール単位で細かな調整が行われています。

このようにモジュールは、表示品質・メンテナンス性・拡張性を支える基盤部品です。
LEDビジョンを検討する際には、サイズや解像度だけでなく、使用されているモジュールの仕様や交換性、実績にも注目することが、長期運用での満足度を高めるポイントとなります。