キャビネット(パネル) [ きゃびねっと ]
用語解説
キャビネット(パネル)とは、LEDビジョンを構成する基本的な筐体ユニットのことで、LED素子や制御基板、電源部などを内部に収納し、映像表示を行うための土台となる部材を指します。
複数のキャビネットを横や縦に組み合わせることで、1つの大型LEDビジョンが構成されるため、キャビネットはLEDビジョン全体の品質や耐久性、施工性を左右する重要な要素です。
キャビネットには、主にアルミダイキャストやスチールなどの素材が使用されます。
特にアルミダイキャスト製のキャビネットは、軽量でありながら強度が高く、放熱性にも優れているため、多くのLEDビジョンで採用されています。
放熱性が高いキャビネットは、内部にこもりがちな熱を効率よく外部へ逃がすことができ、機器の安定稼働や長寿命化に寄与します。
構造面では、キャビネット同士の接合精度が非常に重要です。接合部分の精度が低いと、画面に段差や隙間が生じ、映像の継ぎ目が目立つ原因となります。そのため、高品質なキャビネットでは、精密な加工やロック機構が採用され、シームレスで美しい表示を実現できる設計が施されています。
また、キャビネットは設置環境に応じてさまざまな仕様があります。屋内用では薄型・軽量設計が重視され、壁面設置やスタンド設置に適した形状が選ばれます。一方、屋外用キャビネットでは、防水・防塵性能や耐候性が求められ、雨風や温度変化に耐えられる堅牢な構造が採用されます。
このようにキャビネット(パネル)は、映像品質だけでなく、施工のしやすさ、メンテナンス性、耐久性にも大きく影響する重要な構成要素です。
LEDビジョンを選定する際には、表示性能だけでなく、キャビネットの仕様や品質にも注目することが、長期的に安定した運用につながります。
