企業やサービスからの「個人情報漏えい」「不正アクセス」といったニュースを目にする機会が増えています。
「自分のメールアドレスやパスワードも流出しているのでは?」「スマホに保存している写真や連絡先は大丈夫?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
個人情報の漏えいは、特定の企業やサービスだけの問題ではありません。普段利用している通販サイトやSNS、各種アプリなどを通じて、自分の情報が流出する可能性もあります。
ただし、企業から個人情報が漏えいしたからといって、必ずしもスマートフォン自体が乗っ取られたり、保存しているデータが流出したりするわけではありません。
大切なのは、どのような情報が漏えいした可能性があるのかを確認し、被害を防ぐための対策を行うことです。
今回は、個人情報漏えいによって起こり得る被害や、自分の情報が流出していないか確認する方法、iPhone・Androidで実践できるセキュリティ対策について解説します。
個人情報漏えいが起きると何が危険なのでしょうか?

個人情報漏えいとは、企業やサービスなどが管理している個人に関する情報が、外部に流出したり、権限のない第三者に取得されたりすることです。
漏えいする情報の種類によって、想定される被害は異なります。
メールアドレスや電話番号が流出した場合
メールアドレスや電話番号が流出すると、迷惑メールや詐欺SMSが届くリスクが高まる可能性があります。
特に注意したいのが、銀行や通販サイト、配送業者などを装った「フィッシング詐欺」です。
本物に似せた偽サイトへ誘導し、ログイン情報やクレジットカード情報を入力させる手口が使われています。
パスワードが流出した場合
パスワードが流出した場合は、不正ログインにつながるおそれがあります。
特に危険なのが、複数のサービスで同じパスワードを使用しているケースです。
例えば、ある通販サイトから流出したメールアドレスとパスワードの組み合わせが、SNSやメールサービスへの不正ログインに悪用される可能性があります。
このような攻撃は「パスワードリスト攻撃」と呼ばれています。
氏名・住所・生年月日などが流出した場合
氏名や住所、生年月日などの情報が流出すると、本人を狙った詐欺や、実在するサービスを装った連絡に悪用される可能性があります。
ただし、これらの情報だけで必ずスマートフォンや銀行口座が乗っ取られるわけではありません。
漏えいした情報の種類と、実際に悪用された形跡があるかを分けて確認することが重要です。
自分の個人情報が漏えいしていないか確認する方法
個人情報漏えいのニュースを見た場合、まずは自分が利用しているサービスに関係するものか確認してください。
企業やサービスの公式発表を確認する
情報漏えいが発表された場合、対象となる利用者や流出した可能性のある情報について、企業が案内していることがあります。
確認する際は、ニュース記事だけでなく、企業の公式サイトに掲載されているお知らせも確認してください。
漏えいに便乗した偽メールが送られる可能性もあるため、メールやSMS内のリンクからではなく、公式アプリや自分で開いた公式サイトから確認することをおすすめします。
メールアドレスの漏えい履歴を調べる
「Have I Been Pwned」というサービスでは、メールアドレスが既知の情報漏えいデータに含まれているかを確認できます。
公式サイト:https://haveibeenpwned.com/
メールアドレスを入力すると、同サービスが収集している漏えい情報との照合結果が表示されます。
ただし、検索結果に表示されない場合でも、情報が一切漏えいしていないことを保証するものではありません。
また、メールアドレスの漏えいが確認されても、スマートフォン本体が不正アクセスされたことを意味するわけではありません。
iPhoneでできる個人情報漏えい対策
iPhoneには、アカウントや保存されたパスワードを保護するための機能が用意されています。
保存しているパスワードの安全性を確認する
対応するiOSでは、Appleの「パスワード」アプリから保存済みパスワードのセキュリティに関する警告を確認できます。
-
「パスワード」アプリを開きます。
-
Face IDやパスコードなどで認証します。
-
「セキュリティ」を開きます。
-
漏えいの可能性があるパスワードや、使い回しているパスワードなどの警告を確認します。
警告が表示された場合は、該当サービスの公式サイトやアプリからパスワードを変更してください。
なお、iOSのバージョンによっては「設定」内の「パスワード」から確認する場合があります。
Apple Accountの2ファクタ認証を確認する
Apple Accountには、パスワードだけでなく、信頼できるデバイスなどを利用して本人確認を行う「2ファクタ認証」があります。
設定アプリで自分の名前を開き、「サインインとセキュリティ」から認証に関する設定を確認できます。
2ファクタ認証を利用することで、パスワードが第三者に知られた場合でも、不正ログインのリスクを軽減できます。
ただし、偽サイトで確認コードまで入力してしまうと悪用される可能性があるため、コードの取り扱いにも注意が必要です。
Androidでできる個人情報漏えい対策
Androidでも、Googleが提供する機能を利用してアカウントやパスワードの安全性を確認できます。
Googleパスワードマネージャーを確認する
Googleパスワードマネージャーには、保存しているパスワードの安全性を確認する機能があります。
-
ChromeまたはGoogleパスワードマネージャーを開きます。
-
「パスワードチェックアップ」を選択します。
-
漏えいが確認されたパスワードや、使い回し、脆弱なパスワードに関する結果を確認します。
-
問題がある場合は、該当サービスのパスワードを変更します。
Androidの機種やバージョンによって、メニューの表示や操作方法が異なる場合があります。
Googleパスワードマネージャーは、以下の公式サイトからも確認できます。
Googleアカウントのセキュリティ診断を利用する
Googleアカウントでは、セキュリティ診断を利用して、ログインしているデバイスやセキュリティに関する推奨事項を確認できます。
公式サイト:https://myaccount.google.com/security-checkup
見覚えのないデバイスや不審なログイン履歴がある場合は、表示される案内に従ってアカウントを保護してください。
また、Googleアカウントの2段階認証を設定することも重要です。
今すぐできるスマホのセキュリティ対策5選
個人情報漏えいによる被害を防ぐためには、日頃からの対策が欠かせません。
1. パスワードを使い回さない
複数のサービスで同じパスワードを使用していると、1つのサービスから情報が漏えいした際に、ほかのアカウントまで危険にさらされる可能性があります。
サービスごとに異なるパスワードを設定し、パスワードマネージャーなどで安全に管理することをおすすめします。
2. 2段階認証やパスキーを利用する
2段階認証は、パスワード以外の確認手段を追加してアカウントを保護する仕組みです。
また、対応サービスでは「パスキー」という認証方法も利用できます。
パスキーは、従来のパスワード入力に依存しない仕組みで、フィッシング詐欺への対策としても有効です。
3. OSとアプリを最新の状態に保つ
iPhoneのiOSやAndroid、インストールしているアプリは、定期的に更新してください。
アップデートには、新機能だけでなく、セキュリティ上の問題を修正する内容が含まれる場合があります。
ただし、古い端末では最新のOSに対応していないこともあるため、メーカーのサポート状況も確認することが大切です。
4. 不審なメールやSMSのリンクを開かない
「アカウントが停止されます」「不正利用が確認されました」など、緊急性を強調するメッセージには注意が必要です。
実在する企業名が記載されていても、本物とは限りません。
心当たりのある通知でも、メッセージ内のリンクを使用せず、公式アプリや公式サイトから状況を確認してください。
5. 不要なアプリやアクセス権限を見直す
スマートフォンにインストールしたアプリには、位置情報や連絡先、写真などへのアクセスを許可しているものがあります。
iPhoneでは「設定」→「プライバシーとセキュリティ」、Androidでは機種に応じたプライバシーや権限管理の画面から確認できます。
不要な権限を取り消すことで、アプリに提供する個人情報を必要最小限に抑えられます。
すでに個人情報が漏えいしていた場合の対処法
自分の情報が漏えいしていた場合でも、すべてのケースでスマートフォンの初期化や買い替えが必要になるわけではありません。
まずは、流出した情報と不正利用の有無に応じて対処してください。
-
パスワードが流出した場合: 該当サービスのパスワードを変更し、同じパスワードを使っているほかのサービスも変更してください。
-
不審なログインが確認された場合: 公式のアカウント管理画面から不審なセッションを終了し、認証情報を見直してください。
-
クレジットカード情報が流出した場合: カード会社へ連絡し、利用履歴や必要な停止・再発行手続きを確認してください。
-
不審なアプリをインストールした場合: アプリの権限やインストール状況を確認し、必要に応じて削除やセキュリティ診断を行ってください。
特に、偽サイトへパスワードや認証コードを入力した場合は、実際の不正ログインが確認できていなくても、速やかにアカウントの保護を行うことが重要です。
スマホの故障と個人情報漏えいは関係がありますか?
スマートフォンの動作が重い、バッテリーの減りが早い、突然再起動するといった症状だけでは、個人情報漏えいやウイルス感染を判断できません。
これらの症状は、バッテリーの劣化やストレージ容量の不足、OS・アプリの不具合などでも発生します。
一方で、身に覚えのないアプリのインストールや、不審な設定変更などが確認された場合は、セキュリティ上の問題がないか調べる必要があります。
スマートフォンの不調が続いている場合は、セキュリティ対策とは別に、端末の状態を点検することも大切です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 個人情報漏えいのニュースが出たら、スマホを初期化したほうがよいですか?
いいえ。企業側から個人情報が漏えいしただけであれば、通常はスマートフォンの初期化は必要ありません。まずは漏えいした情報の種類を確認し、必要なアカウント保護を行ってください。
Q2. メールアドレスが漏えいしただけでも危険ですか?
迷惑メールやフィッシング詐欺などに悪用される可能性があります。ただし、メールアドレスが知られただけで、直ちにスマートフォンの内部データへアクセスされるわけではありません。
Q3. パスワードを変更すれば安全になりますか?
パスワード変更は重要な対策ですが、それだけで十分とは限りません。不審なログイン履歴や登録された認証手段なども確認し、2段階認証の設定をおすすめします。
Q4. iPhoneとAndroidでは、どちらが安全ですか?
どちらにもセキュリティ保護機能があります。安全性はOSの更新状況、利用しているアプリ、アカウント設定、利用者の操作などによって変わるため、OSの種類だけで一概に判断することはできません。
Q5. スマホの動作が重いのは、乗っ取られているからですか?
動作が重いという症状だけでは、乗っ取りとは判断できません。ストレージ不足やバッテリー劣化、アプリの不具合など、さまざまな原因が考えられます。原因が分からない場合は、端末の点検をご検討ください。
まとめ|個人情報漏えいのニュースを見たら、まずは自分のアカウントを確認してください
個人情報漏えいは誰にでも関係する可能性がありますが、ニュースを見ただけで過度に不安になる必要はありません。
重要なのは、利用しているサービスが漏えいの対象になっていないかを確認し、パスワードの使い回しを避け、2段階認証やOSの更新などの対策を継続することです。
また、企業側で発生した情報漏えいと、スマートフォン本体の故障や不正アクセスは別の問題です。
それぞれの状況に応じて、適切に対処することが大切です。
スマートフォンの不調や故障でお困りの方はスマートクリアへ

スマートフォンの動作が不安定になったり、原因の分からない不具合が続いたりしている場合は、端末自体の故障が関係している可能性もあります。
札幌市中央区のスマートクリア ココノススキノ店では、iPhone・Androidなどのスマートフォン修理を承っています。
データを残したままの修理や即日修理にも対応しており、修理内容に応じて高品質パーツを使用し、修理保証もご用意しています。
当店は総務省登録修理業者で、地下鉄すすきの駅直結のCOCONO SUSUKINO内にあります。
なお、企業からの情報漏えいの有無やアカウントの不正利用については、各サービスの公式窓口での確認が必要です。当店では、端末の故障や動作不良に関するご相談を承っています。
スマートフォンの不調でお困りの場合は、お見積もり無料のスマートクリア ココノススキノ店までお気軽にご相談ください。

