LED素子 [ えるいーでぃーそし ]

用語解説

LED素子とは、電圧を加えることで発光する半導体部品(発光ダイオード)のことで、LEDビジョンやLEDサイネージを構成する最小単位の重要な部材です。LEDは「Light Emitting Diode」の略称で、日本語では「発光ダイオード」と呼ばれています。
LED素子は電気エネルギーを直接光に変換する特性を持ち、高効率・長寿命・低消費電力という特徴から、ディスプレイ用途だけでなく照明や各種電子機器にも広く使われています。

LEDビジョンにおいては、赤(R)・緑(G)・青(B)の3色のLED素子を組み合わせることで、フルカラー表示を実現しています。
これら3色の発光強度を細かく制御することで、白色や中間色、鮮やかな映像表現が可能になります。
1つ1つのLED素子が画面上の「点」となり、その集合体が映像を構成するため、LED素子の品質は表示性能に直結します。

LED素子にはいくつかの種類があり、代表的なものにSMD(表面実装型)、COB(チップオンボード)、DIP(砲弾型)があります。
SMDは現在主流の方式で、高精細表示や屋内外の幅広い用途に対応しています。
COBは耐衝撃性や耐久性に優れ、超高精細ピッチに向いています。一方、DIPは屋外大型ビジョンで多く使われ、遠距離からの視認性に強みがあります。用途や設置環境に応じて、適切なLED素子を選定することが重要です。

また、LED素子は輝度、発色、寿命、耐久性、ばらつき(個体差)といった要素でも品質差が生じます。
品質の低い素子を使用すると、色ムラや明るさの不均一、早期故障などの原因となるため、信頼性の高いメーカーのLED素子を採用することが安定運用につながります。
導入時には、エイジングやキャリブレーションと組み合わせて品質を均一化する工程も重要です。

LED素子は目立たない部品でありながら、LEDビジョンの画質・耐久性・信頼性を左右する中核要素です。
価格だけでなく、設置環境や用途、運用期間を踏まえて適切な素子を選ぶことが、長期的に満足度の高いLEDサイネージ導入につながります。