防水 [ ぼうすい ]
用語解説
防水とは、水や雨、湿気などが機器内部へ侵入するのを防ぐ性能や構造を指します。
LEDビジョンやデジタルサイネージの分野では、特に屋外設置や半屋外設置において重要な要素であり、機器の安全性・耐久性・長期運用に大きく関わります。
防水性能が不十分な場合、内部に水分が入り込み、ショートや腐食、表示不良などの重大なトラブルを引き起こす可能性があります。
屋外用LEDビジョンでは、雨や雪、霧、結露など、さまざまな水分リスクにさらされます。
そのため、防水対策として、キャビネットや筐体の密閉構造、シーリング材の使用、防水パッキンの装着などが施されます。
また、ケーブルの引き込み口やコネクタ部分は特に浸水しやすいため、防水グランドや防水コネクタを使用するなど、細部まで配慮された設計が求められます。
防水性能は、単に「水に強い」という感覚的なものではなく、規格や試験によって評価される性能です。
多くの場合、防水・防塵性能を示すIP規格が用いられ、たとえばIP65であれば「粉塵が内部に侵入せず、あらゆる方向からの噴流水に耐えられる」といった具体的な基準が示されています。LEDビジョンの設置環境に応じて、必要な防水レベルを選定することが重要です。
また、防水性能は施工品質にも大きく左右されます。どれだけ防水性能の高い製品であっても、設置時の施工が不適切であれば、本来の性能を発揮できません。たとえば、シーリング処理の不足やケーブル処理の甘さが原因で、雨水が侵入するケースもあります。
そのため、防水設計とあわせて、正しい施工と定期的な点検が欠かせません。
このように防水は、LEDビジョンを屋外や水分の影響を受けやすい環境で安全に運用するための基本的かつ重要な要素です。
設置場所の環境条件を正しく把握し、必要な防水性能を備えた機器と適切な施工を行うことで、トラブルの少ない安定運用が実現します。
