ハブボード(ハブカード) [ はぶぼーど ]
用語解説
ハブボード(ハブカード)とは、LEDビジョン内部で映像信号や電源を各モジュールへ分配・中継する役割を担う電子基板のことです。
送信ボード(センダー)や受信カード(レシーバーカード)から送られてきた信号を、複数のLEDモジュールへ安定して届けるための中継地点として機能します。
LEDビジョンは多数のモジュールで構成されているため、このハブボードがなければ、信号や電力を効率よく分配することができません。
ハブボードの主な役割は、信号分配・電源分配・制御信号の整理です。
受信カードから入力された映像データは、ハブボードを介して複数のモジュールへ分岐され、各LED素子が正しいタイミングと色情報で発光するよう制御されます。
同時に、電源ユニットから供給される電力も、ハブボードを通して各モジュールへ安全に配分されます。
ハブボードは通常、キャビネット内部に設置されており、フラットケーブルや電源ケーブルによってモジュールと接続されています。
そのため、振動や温度変化、経年劣化の影響を受けやすい部品でもあります。
接点不良や基板の損傷が発生すると、特定のエリアだけ映像が表示されない、点灯しない、ちらつきが発生するといったトラブルの原因になります。
トラブル発生時には、モジュール単体ではなく、ハブボードの故障が原因であるケースも多く、保守・メンテナンスの現場では重要なチェック対象となります。
ハブボード自体は消耗品として扱われることもあり、交換対応が可能な構造かどうかは、長期運用を前提としたLEDビジョン選定において重要なポイントです。
また、高解像度・高リフレッシュレートのLEDビジョンでは、処理する信号量が増えるため、ハブボードの性能や安定性が画質に直結します。
信号処理能力が不足している場合、映像の遅延や表示不良が起きる可能性があるため、仕様確認が欠かせません。
このようにハブボード(ハブカード)は、表からは見えないものの、LEDビジョン全体の表示品質と安定稼働を支える中核的な部品であり、導入時・運用時のどちらにおいても理解しておくべき重要な用語です。
