配線図 [ はいせんず ]

用語解説

配線図とは、LEDビジョンやデジタルサイネージの設置・施工・保守において、電源や信号ケーブルの接続関係を視覚的に示した図面のことを指します。
どの機器とどの機器が、どのケーブルで、どの順番・経路で接続されているかを明確にするための重要な資料で、施工品質や安全性、将来のメンテナンス性を大きく左右します。

LEDビジョンでは、電源ケーブル、LANケーブル、光ケーブルなど複数種類の配線が同時に使用されます。
配線図には、分電盤から各電源ユニットへの電源系統、送信ボードから受信カードへの信号系統、さらに冗長化構成やバックアップ回線の有無なども含めて記載されるのが一般的です。これにより、施工時の接続ミスや配線漏れを防ぎ、安定した稼働を実現します。

また、配線図は施工時だけでなく、トラブル発生時の原因特定にも欠かせません。
表示不良や一部パネルの不点灯、通信エラーなどが起きた場合、配線図を確認することで、問題のある系統や機器を迅速に特定できます。
特に大型のLEDビジョンや多面表示構成では、配線が複雑になりやすいため、正確な配線図の存在が作業効率に直結します。

配線図には、単線結線図のように系統を簡略化して示すものから、実際の配線ルートや接続端子番号まで詳細に記載したものまで、用途に応じた種類があります。現場施工用、設計確認用、保守管理用など、目的に合わせて作成される点も特徴です。

さらに、配線図が整備されていることで、将来的な機器追加や構成変更にも柔軟に対応できます。
LEDビジョンの拡張や入れ替え、コンテンツ配信機器の更新時にも、既存配線を把握しやすく、不要な工事やコスト増を防ぐことが可能です。

このように配線図は、LEDビジョン導入における「見えない部分」を可視化し、安全性・信頼性・運用効率を支える基盤資料として、設計段階から運用フェーズまで一貫して重要な役割を果たします。