ドット欠け(デッドピクセル) [ どっとかけ ]

用語解説

ドット欠け(デッドピクセル)とは、LEDビジョンやディスプレイにおいて、本来点灯・発光するはずの画素(ピクセル)が正常に表示されない状態を指します。
具体的には、常に消灯している、特定の色だけが表示されない、逆に常時点灯し続けるといった症状が含まれます。
こうした表示不良は、映像品質や視認性に影響を与えるため、導入前後の確認ポイントとして重要です。

LEDビジョンは、多数のLED素子が集まって一つの画面を構成しています。
そのため、個々の素子や回路に不具合が生じると、ドット欠けとして表面化します。
原因としては、LED素子自体の初期不良、製造工程でのばらつき、輸送時の衝撃、長期間の使用による劣化、過電流や熱の影響などが挙げられます。

ドット欠けは、設置直後に見つかるケースと、運用を続ける中で徐々に発生するケースの両方があります。
特に屋外用LEDビジョンでは、温度変化や雨風、紫外線などの外部環境の影響を受けやすく、長期的には発生リスクが高まります。
そのため、耐候性や放熱設計が、ドット欠けの発生頻度を左右する要因となります。

多くのメーカーや施工業者では、ドット欠けに関する許容基準を設けています。
これは、画面全体に対して何個までのドット欠けを許容するかといった基準で、完全にゼロであることを保証するものではありません。
これは、技術的・コスト的な制約から、すべてのLED素子を完全無欠にすることが難しいためです。

対策としては、導入時の検品や点灯チェックを丁寧に行うことが重要です。
また、キャビネットやモジュール単位で交換可能な設計にしておくことで、ドット欠けが発生した場合でも部分的な修理が可能になります。
定期的な点検やメンテナンスを行うことで、表示品質を長期間維持することができます。

ドット欠けは避けられない側面もありますが、設計・施工・運用・保守の工夫によって影響を最小限に抑えることが可能です。
LEDビジョンを安心して使い続けるためには、ドット欠けの特性を正しく理解し、適切に対応していくことが大切です。