スケーラー [ すけーらー ]
用語解説
スケーラーとは、映像入力ソースの解像度やアスペクト比を変換し、LEDビジョンに最適な映像サイズへ調整するための映像処理機器です。
パソコン、映像プレーヤー、STB、カメラなど、さまざまな機器から出力される映像は、解像度や比率が統一されていないことが多く、そのままでは表示崩れや黒帯、画面の一部欠けといった問題が発生します。
スケーラーは、こうした差異を吸収し、表示品質を安定させる役割を担います。
LEDビジョンは、一般的なテレビやモニターとは異なり、画面サイズや解像度が設置ごとに自由設計されるケースが多いのが特長です。
そのため、入力映像と表示解像度が一致しないことが珍しくありません。
スケーラーを用いることで、入力映像を拡大・縮小したり、縦横比を維持したままフィットさせたりといった処理が可能になります。
スケーラーの重要な機能のひとつが、画質劣化を抑えた解像度変換です。
単純に拡大・縮小を行うと、映像がぼやけたり、ジャギー(輪郭のギザつき)が目立ったりしますが、高性能なスケーラーでは補間処理やフィルタリングによって自然な映像を保ちます。これにより、大画面でも文字や細部が読みやすくなります。
また、スケーラーはスイッチャーや映像コントローラーと組み合わせて使用されることが多く、映像運用全体の安定性を高めます。
スイッチャーが映像の切り替えを担当し、スケーラーが解像度調整を行うことで、異なる入力機器を混在させた運用でもスムーズな表示が可能になります。
一方で、スケーラー選定時には対応解像度や入力・出力端子、処理遅延の有無といった点に注意が必要です。
特にライブ映像やリアルタイム性が求められる用途では、遅延が少ない機種を選ぶことが重要になります。
スケーラーは目立たない存在ですが、LEDビジョンの表示品質を支える縁の下の力持ちです。
設置環境や運用内容に合わせて適切なスケーラーを導入することで、安定した高品質映像の提供が可能になります。
