「水に落とした直後は問題なかったのに、数日後から電源が入らなくなった」「画面が急に真っ暗になった」「音が出ない」——そんな経験はありませんか?
実はスマートフォンの水没は、その場で症状が出るとは限らないのです。今回は、スマホが“後から壊れる”理由と、水没後にすべき正しい対処法について解説します。
■ なぜ水没後すぐに壊れないことがあるのか?

水がスマホ内部に入っても、最初は正常に動いているように見えることがあります。これは、水分が基板やパーツにまだ致命的なショートを起こしていない状態だからです。
ですが、時間が経つにつれて水が内部に浸透し、腐食やサビを引き起こし、パーツが徐々にダメージを受け始めます。特に、電源を入れたまま使い続けると通電によってショートが起こる可能性も高まります。
■ “隠れダメージ”が出やすいパーツ
- 液晶画面:水分が内部に入り込むと、タッチ不良や表示不良が遅れて発生します。
- スピーカー・マイク:音がこもったり、全く出なくなるケースがあります。
- バッテリー:膨張や充電不良の原因にもなります。
- 基板:最も重要なパーツであり、腐食するとスマホ全体が動かなくなる可能性も。
■ 水没直後にやってはいけないこと
- 電源を入れる/使い続ける
- 充電ケーブルを差す
- ドライヤーで乾かす
- 振って水を出そうとする
これらはすべて故障のリスクを高めます。
■ 正しい対処法は「すぐに電源を切って修理店へ」

スマホが水に濡れたら、すぐに電源を切ることが最優先です。そのまま使用し続けるのは非常に危険。
時間が経てば経つほど、水分による腐食やサビは進行し、復旧の難易度もコストも上がってしまいます。内部クリーニングと点検をできるだけ早く行うことで、大切なデータやスマホ本体を守ることにつながります。
■ 当店では水没修理にも即日対応しています
当店では水没したスマホの点検・洗浄・部品交換など、即日修理にも対応しています。少しでも異変を感じたら、まずはご相談ください。
スマホは精密機械。水に濡れたままの使用は“静かなる破壊”につながります。大切なスマホとデータを守るために、異常がないように見えても早めの点検が大切です!