こんにちは!スマートクリア函館店です。
最近はiPadシリーズの修理依頼も増えており、特にリモートワークやオンライン授業などで使用頻度が高い方ほど、トラブルが発生しやすい傾向にあります。
今回はそんな中から、iPad Air(第4世代)の充電口不良による修理事例をご紹介します。
充電口、つまりドックコネクタは日常的に使用される部分のため、劣化しやすく、突然の不具合に困ってしまう方が多いパーツです。
今回は、そうしたトラブルに直面されたお客様の端末をお預かりし、丁寧に作業を行いました。
ご依頼の背景と症状の確認
お客様より「充電器を差しても反応がなく、角度を変えても通電しない」とのご相談をいただきました。
使用されていたのはiPad Air(第4世代)で、数日前から徐々に反応が鈍くなり、最終的に完全に充電できなくなったとのこと。
お持ち込み時にはすでにバッテリー残量がゼロで、起動もできない状態でした。
当店で充電器とケーブルの動作確認を行った結果、周辺機器に問題はなく、本体側のドックコネクタの劣化・接触不良と判断しました。
iPad Air 第4世代のドックコネクタ構造と修理の難しさ
iPad Air 第4世代では、LightningではなくUSB-Cポートが採用されています。
このUSB-Cポートは、見た目はシンプルですが内部構造が非常に繊細で、基板に直接はんだ付けされているため、修理難易度は非常に高い部類に入ります。
また、iPad自体の構造上、液晶パネルを剥がしてからでなければ内部パーツにアクセスできません。
これにより、分解工程が慎重かつ丁寧に行われる必要があり、通常のスマホよりも作業工程が長くなります。
今回の作業では、液晶パネルの取り外しから始まり、バッテリーや基板、その他のパーツを順番に保護・絶縁処理しながら分解を進め、問題のドックコネクタ部分を丁寧に取り外しました。

実際の修理作業と所要時間について
修理にはおよそ6時間を要しました。
その理由としては、次のような手順をすべて手作業で行う必要があるためです。
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フロントパネルの加熱分解
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バッテリーと基板の絶縁処理
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USB-Cポート部分の高密度なはんだ除去
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新しい充電口パーツの仮設置と通電確認
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本はんだ付けと接点強度の調整
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再組み立て、圧着、動作確認
どの工程も、少しでもズレが生じると通電不良やショートのリスクがあるため、非常に慎重な作業が求められます。
修理後の動作確認とお客様の反応
修理が完了したあと、充電テスト・起動確認・USB-C経由でのデータ転送など、必要な動作確認を一通り実施しました。
すべて正常に反応し、以前のように角度を変えなくても充電がスムーズに行える状態に!
お客様にもその場でご確認いただいたところ、「修理できないと思っていたので本当に助かった」「中のデータが取り出せて安心した」と非常にご満足いただけました。
やはり、iPadのような高価な端末は、少しでも長く使いたいというお気持ちが強いようです☺️
充電不良の兆候がある方へ:早めの対応がカギ
充電が不安定になる、ケーブルを差しても反応が遅い、角度によって充電が切れる――こうした症状は、充電口の不良のサインです。
最初は軽い違和感でも、放置していると完全に使えなくなってしまうことが多く、内部データの取り出しも困難になります。
今回のように、端末が起動しなくなってからでも復旧できるケースもありますが、より安全かつ確実なのは早めの対応です。
「おかしいな」と感じたら、まずは専門店にご相談ください。
ご相談・ご来店について
スマートクリア函館店は、MEGAドン・キホーテ函館店の1階にて営業中です。
南側(富岡方面)駐車場出入口からすぐ左手にございます。
店内は広く、お買い物のついでに立ち寄っていただける便利な立地です。
iPad修理のほか、iPhoneやSwitchなど各種端末の修理にも対応しております。
即日対応も可能な場合がありますので、お急ぎの方も安心してご相談ください。
ご予約はこちら→https://select-type.com/rsv/?id=WpQmswylmVY&c_id=58275
まとめ
今回は、iPad Air(第4世代)の充電口交換修理についてご紹介しました。
故障の内容としては珍しくないものの、修理には高度な技術が求められる作業です。
当店では、経験豊富な技術スタッフが丁寧に対応し、可能な限り即日でお返しできるよう心がけています。
充電不良にお困りの方、大切なデータを守りたい方、まずは一度スマートクリア函館店までご相談ください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております!